自然哲学者の登場

古代ギリシア時代、自然哲学者が次々と登場した。万物の根源は、水だ、火だ、空気だ、いや原子だといろいろな説を唱えた。

当時ギリシアでは、オリンポス神が信仰されていた。自然も神々と結び付けられていた(神話的世界観)。そんな時代に、なぜ自然哲学者が登場できたのだろう?

同時代、エジプトやメソポタミアにも既に文明が栄えていた。しかし、自然哲学者は登場しない。測量、天文、暦法、幾何学といった治水に役立つ知識は発達したのに。

思うに、エジプトやメソポタミアでは、強力な王権が確立しており、王と神との関係が密であった(神権政治)ため、自由に万物の根源如何など語ることができなかったのだろう。

ギリシアでは、貴族と平民の身分の違いはあったものの共に市民として平等だった。王がいなかったのだ。大河がなかったから治水事業をする必要がなかった。だから強力な統治者が不要だったのだろう。平等な社会が学問の自由を生んだのだ。


参考:「聴くだけ倫理、政治・経済」学研プラス2015年発行p322
「聞く教科書山川詳説世界史」山川出版社2014年発行p18~21、p30

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